「自社のWEBサイトを上位表示させたい」
こう考え、調べるとSEOというものに必ず出逢います。
SEOにはWEBを上位表示させてくれるさまざまテクニックがあります。
しかし、そこにはデメリットやリスクなど注意すべき点も存在します。
実際に、間違ったSEO対策をしてしまうと、上位表示するどころか、ペナルティを受け、コンテンツが誰にも見られないといったことに繋がってしまいます。
そこで本記事で、SEOデメリット・リスクなどについて、解説します。
これらを知っておく事で、正しいSEO対策を講じることができるようになります。
必ず知っておくべきSEOデメリット
今回は、以下の5点を押さえておいてもらいます。
・対策が反映されるには、時間がかかる
・良質なコンテンツ作成のリソースが必要
・SEOの専門知識が必要
・Googleのアップデートの影響を受ける
・実はSEO対策は不明確なことが多い
一つずつ詳しく解説していきます。
SEOデメリット1:対策反映には時間がかかる
SEOは対策をして、結果がすぐに出るものではないというのが、最初のSEOデメリットになります。
これは、作成したコンテンツが対策してから、評価されるまで、かなり時間がかかるということです。
Googleの公式ドキュメントでは、SEO対策が反映されるのに、4ヶ月から1年かかると言われています。
まずSEO対策は一朝一夕にはできないということを、知っておかないと、正しい対策を講じたのに、数日で変化が出ないからといって、元に戻したりして、無駄にしかねません。
SEOデメリット2:コンテンツ作成へのリソース
コンテンツがよく評価されるためには、まず、そのコンテンツが良いものでないといけません。
コンテンツ作成といっても、HPやプログ、また動画など様々なものがあります。
しかし、どのタイプを選んでも、すぐにできるものはありません。
さらに、検索の上位に来るためには、競合に勝てるより良いコンテンツを作らないといけないため、優秀な人材や内容の調査などかなりの時間を要します。
加えて、最新情報に更新しなおしたりとメンテナンスにも時間と人員を割かなければならないということを覚えておきましょう。
また読む:低費用で末長く集客できる、コンテンツSEOのやり方を解説します
SEOデメリット3:SEOの専門知識
SEO対策に必要なのは、上の、時間と人員だけではありません。
SEOに関する知識も持っていないと、正しい対策はできません。
キーワードの選定方法から、被リンク、さらに、コンテンツの表示速度など、知らなければならないことが数多くあります。
上のコンテンツ作成を合わせてやらなければならず、かなり負荷が大きくなります。
また、イカサマのようは対策(見えない色でキーワードを入れる、無駄な被リンクを買う)などをすると、すぐに気付かれペナルティを受ける可能性まであります。
知らずにやってしまった対策によってペナルティを受けてしまっては、元も子もなくなってしまいます。
SEOデメリット4:Googleのアップデートの影響を受ける
正直、これが、一番知っておかなければならないものです。
検索エンジンは主に3つ(Google, Yahoo!, Bing)ありますが、使用率はGoogleが圧倒的に高いです。
(参考;https://technical-seo.jp/search-engine-seo/)
これは、個人的なブログでも特に、違いはなく、私のブログでも、9割くらいGoogle検索の日もあるくらいです。(以下、ある日のブログの検索率)
Googleを大半の人が使っているということは、Googleが検索のアルゴリズムを変えてしまうと、自分のコンテンツに全くこなくなってしまうかもしれないということが起こります。
しかも、Googleは年に数回大きなアップデートをすることもあり、最新のアップデート情報について詳しくなければ、いきなり上位に表示されなくなるということになります。
SEOデメリット5:SEOの評価条件はブラックボックス
「SEO 対策」と検索すると数多くの記事や会社のHPなどコンテンツが表示されます。
実際に、それを試していくと、順位が確実に上がると思いますか?
実は、Googleはどうすれば、コンテンツを評価するのか明確な指標は、公開されていません。
例えば、GoogleはE-E-A-T(Experience:経験Expertise:専門性Authoritativeness:権威性Trust:信頼性)を評価すると言われていますが、それより細かいものは、非公開情報です。
SEOデメリットを回避するための対策
5つの注意点を見てもらいましたが、どうだったでしょうか?
SEOの対策は必須事項なのですが、必ずいい結果が得られるとは限らないということを知っていただけたと思います。
そこで、次は、SEOデメリットを軽減できるような対策を解説していこうと思います。
今回は、4つ対策を紹介します。
・SEO対策は早めに開始する
・焦らず、気長に待つ
・外注を活用する
・常にGoogleの理念を意識
SEOデメリットへの対策1:SEO対策は早めに行う
まずは、時間がかかることに対しての対策をしていきます。
それは、SEOの対策を早めに始めることです。
Googleの評価にかけるスピードは、こちらからは、変えることはできません。
それでは、早く結果が、欲しい場合は、どうすればいいでしょうか?
それは、早く始めてみることです。
「SEO対策どうしようか?」と悩んでしまうのは、わかります。
しかし、Googleの評価基準が不明なので、絶対的な正解はありません。
それに加え、結果が得られる日が、どんどん遅くなってしまい、さらにその対策に対するフィードバックも遅れてしまうことになるため、常に競合の後手に回ってしまいます。
したがって、SEO対策を開始するベストなタイミングは「今」です。
SEOデメリットへの対策2:時間はかかることは承知しておく
すぐ上でも述べていますが、Googleの評価スピードは変えることはできません。
なので、数日だけの結果を見てフィードバックをするのは、危険です。
まずは、2、3週間、時間をおいてみましょう。
4ヶ月〜とかかれていますが、実際の期間は不明なため少し早めから、結果のモニタリングしておきましょう。(いきなり対策を講じずに、結果を見るだけにとどめておいて、大きな違いが継続的に出てきたら、他に適用できないか考え始める)
おすすめの流れは以下の流れです。
1.SEO対策をする
2.次のコンテンツに取り掛かる
3.1から2週間〜1ヶ月くらい経ったら結果のモニタリングをはじめる
4.モニタリングの間にも新しいコンテンツを作り続ける
5.大きな結果の違いが出てきたら、フィードバックを他のコンテンツにも適用していく
これをやっていくと、待っている時間が無駄にならず、良いコンテンツを増やすことができるようになると思います。
コンテンツが多くなってくると、あるコンテンツを読んだ後に、同じサイト内の関連記事を読んだりするということが頻繁に出てきます。
自分の記事がどんどん読まれるということは、ユーザーから高い満足度を得られていると言えますよね?
そうすると、Googleの評価が上がる可能性が出てきます。
加えて、フィードバックをすぐに他のコンテンツに使うことができます。
コンテンツを結果が出た後に作ると待っている時間とコンテンツを作る時間が同時に行えないため、無駄が出てきてしまいます。
なので、上のようなサイクルで、コンテンツを作り続けていただけるといいと思います。
SEOデメリットへの対策3:プロに外注する
自分で全てやっていくのが、対策と思われがちですが、外注も立派な対策になります。
もちろん、適正な人材を確保するのは、タダではできませんが、自分の会社の人材から、選び出すより、プロにお願いした方が、良いものができる可能性は高まります。
また、外注しないと、現在のタスクに加えて、コンテンツを作り続けなければいけないため、労働時間の管理や他のタスクの締め切り、疲労による全体のクオリティの低下など、色々考慮しなければならないことが出てきてしまうため、かなり面倒に感じると思います。
個人的に感じるのは、雇うなら、SEOなどの知識があるライターが良いということです。
まず、2通りの外注方法があります。
1.会社の製品などテクニカルなことに精通しているがSEOは知らないクリエイター
2.会社の製品には詳しくないがSEOについては熟知しているクリエイター
1のクリエイターは詳しい商品のコンテンツを作ることが可能ですが、SEOに疎いため、上位表示されにくくなります。更に、通常メーカーは会社内にSEOに詳しい人が、少ない(だから外注を選んだ)ので改良する意見が出にくいです。
一方で2の方は、SEOに強いコンテンツを作れるので、見てもらえる可能性がグッと高まります。更に、商品についての間違いや詳しいことは、会社内でも賄えるため、改良のアイディアも出てきやすいです。
これらの理由から、クリエイターでもコンテンツを上位にしたことが多い人などを雇う方向性でいくことをお勧めします。
また読む:SEO誰でもできるの?SEOの基礎知識からSEOエージェントの活用
SEOデメリットへの対策4:Googleの理念に寄り添う
Googleのコアアップデートによって、影響を受けるのが、SEOデメリットと言いましたが、全てのコンテンツが、アップデートによって、下がるわけではありません。
Googleの理念に沿った上質なコンテンツは、影響を受けずに、ずっと上位表示され続けます。
では、まずGoogleの基本理念は何かご存じでしょうか?
それは、ユーザーを一番大事にしているということです。
「Googleが掲げる10の事実(https://about.google/philosophy/?hl=ja)」に記載されていますが、Googleにとってユーザーが一番です。
そのため、ユーザーに有害なイカサマなどは排除されてきました。
逆に、ユーザーにいいと思われるものは、残り続けます。
そこで、我々ができることは、ユーザーにプラスになるようなコンテンツを作ることです。
現在はほぼ
SEO対策=Googleのアルゴリズム
なのですが、それを逆手に取った、ずるい手(ブラックハットSEOと言います)は使わないほうが、絶対にいいでしょう。
もしかしたら、今は、効果を発揮するものもあるかもしれません。
しかし、それがユーザーによくない経験を与えるのであれば、将来的に消されることになるでしょう。
このことを肝に銘じて、ユーザー目線に立って良いコンテンツを作るというのをやり続けてください。
まとめ
以上で、SEOデメリットとそれを回避する対策になります。
Googleからは、明確で詳細な対策は、明示されていません。
しかしながら、本記事を理解していただければ、Googleの理念からは、大きく外れることもなくなるため、安定して、成功することができると思います。
一番大切なのは「ユーザー目線」です。
これを忘れずにいておいてください。
よくある質問
1. コンテンツ作成の大まかなリソースを教えてください
これは規模によりますが、例えば、ブログを作成しようとすると、ライター(1名)+チェック(1名)はいた方がいいと思います。
最近は、誤字脱字はワードでチェックがつきますが、話の方向性や論理の歪みなどなかなか書いていると気付かないため、一人以上はチェックする人がいると良いです。
また、作成時間は、平均3時間(3000字ほど)かかることが多いようです。
(参考:https://blogus.jp/time-to-blog/)
このことを踏まえて、外注するのか計画を立てていきましょう。
2. SEO対策をすれば、必ず上位表示されるのでしょうか?
いいえ、SEO対策を行うことはウェブサイトを上位表示させるための重要な手段の一つですが、確実に上位表示されるわけではありません。特に、強力な競合が存在するキーワードでは、上位表示するための取り組みが更に必要になります。また、Googleのアルゴリズムの変更やウェブサイトの内容、技術的な要因なども影響します。
3. Googleのアルゴリズム更新の際、どのように対応すれば良いですか?
Googleのアルゴリズムは頻繁に更新されるため、その都度の対応が必要です。主な対応方法としては、更新内容をしっかりとチェックし、サイトの内容や構造を最適化することが考えられます。しかし、最も大切なのはユーザーにとって有益な内容を提供することです。Googleの目的は、ユーザーにとって最も関連性の高い情報を提供することですので、その理念に従ったサイト運営を心がけることが重要です。
エディター
Eri Pinar による – ウェブ開発、マーケティング、オンライン。副著者 – Aoyama & Miura。