マイクロインフルエンサーとは?定義と事例を解説します!【令和の新常識】 - WebdesignNova

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マイクロインフルエンサーとは?定義と事例を解説します!【令和の新常識】

グラフィックとテキストを含むマイクロインフルエンサーとはの表現の画像

今までは、女優やスポーツ選手などの圧倒的に人気のあるインフルエンサーを中心にビジネスに起用されてきました。

しかし、たくさんのSNSプラットフォームがある中では違います。
令和の時代にビジネスで必要なのは、マイクロインフルエンサーです。

今回は、あまり聞きなれない「マイクロインフルエンサー」の基礎知識を解説するとともにマーケティングでの事例や起用するメリット、デメリットなどを解説していきます。

マイクロインフルエンサーとは?定義を解説します

マイクロインフルエンサーとは何かを知るには、まずインフルエンサーとは何か、その全体像を理解する必要があります。

インフルエンサーとは

インフルエンサーとは、主に世間に影響を与えられる人物のことを言います。

例えば、野球選手がすごい結果を残すと、それが引き金となり、多くの人が野球を始めたり、観戦したりします。

これが影響を与える(influence)ということです。

スポーツだけに限らず、テレビ、ファッションなど、様々な分野でインフルエンサーは活躍しています。

マイクロインフルエンサーの定義は?

インフルエンサーは、人気度(フォロワー)の大きさにより、4つに分けることができます。

ピンクとブルートーンのインフルエンサーピラミッドの画像

・トップ/メガインフルエンサー:100万以上のフォロワー

・マクロ/ミドル/パワーインフルエンサー;10万以上のフォロワー

・マイクロインフルエンサー:1万以上のフォロワー

・ナノ/ライトインフルエンサー:1マン未満のフォロワー

とこのように分かれています。

図のように、上に行くほど人数は少なくなりますが、影響力が増してきます。

そして、フォロワーが1万から10万人くらい(ここは実は曖昧で5万に程度と分類しているメディアも存在します)のインフルエンサーをマイクロインフルエンサーと言います。

令和の時代は、このマイクロインフルエンサーの起用が、成功の鍵を握るのです。

なぜマイクロインフルエンサーを起用するのか?

マイクロインフルエンサーを示すカートゥーンキャラクターの画像

確かに、トップと比べると、フォロワーが少ないですが、

マイクロインフルエンサーはフォロワーが少ないが故の、メリットが存在します。

専門的なコミュニティがある

マイクロインフルエンサーは、YouTubeやInstagram、X(旧Twitter)などで影響力を持っています。

これらのプラットフォームの共通点は、ある特定の分野に特化して情報を発信しているということです。

例えば、筋トレのチャンネルであったら、ほとんどが筋トレ関係のコンテンツになります。

そして、それをフォローする人々は、筋トレ関係のコンテンツに興味があります。

するとどうでしょうか?

筋トレ関係の商品をマイクロインフルエンサーの方に宣伝して貰えば、かなりの確率で反応をしてくれるでしょう。

それが、例えば、人気俳優を起用したとしましょう。
俳優のファンは、演技が好き、顔が好き、声が好きなど色々な要素で、その俳優を好きでいるわけです。

そこに、筋トレの商品のPRをお願いしても、筋トレに興味がある人に届く確率は、少なくなります。

フォロワーとの距離感が近い

通常、テレビタレントなどのトップインフルエンサーは、存在が遠すぎて、親近感が全く湧かないと思います。

会って会話したりすることだけでもかなり珍しいことです。

しかし、マイクロインフルエンサーになると違っていきます。

フォロワーが少ない分、コメントやメッセージなどに対応している確率が高くフォロワーとの距離が近いです。

親近感が湧くや距離感の近さは、ビジネスにおいて、とても重要なファクターになり得ます。

例えば、アイドルの常識を根本から変えた「AKB48」は「会いに行けるアイドル」として、爆発的な人気を誇りました。

実際に会いにいけて、握手できるというだけでアイドル界に革命が起こされました。

このように、距離感を近くに感じるマイクロインフルエンサーを起用すると、そのコミュニティに対して、かなり効果的にPRできるようになります。

スピード感を持って進められる

誰もが知っている女優を起用しようとすると、とても大変なことが待っています。

それは、スケジュールです。

トップインフルエンサーは、いろんな企業から、オファーが来ます。

そのため、こちらの都合よくスケジュールを抑えることができません。

いつできるのかも、不明かもしれません。

しかも、仕事は直接頼めず、事務所や会社を通して行われるため、認識がズレて伝わることも出てきます。

マイクロインフルエンサーであれば、このようなケースは少なくなり、会社などを通さずに、ダイレクトに仕事を依頼することができる場合が多いです。

コストが比較的安価

トップインフルエンサーに比べ、マイクロインフルエンサーは依頼料が安価な場合が多いです。

例えば、会社に属するインフルエンサーに依頼すると、そのマネージャーの人件費等も含まれる可能性があるため、より費用がかかります。

しかし、個人でやっているマイクロインフルエンサーは、余計なコストが発生しづらいです。

自分たちに合ったマイクロインフルエンサーを見つけやすい

まず、トップインフルエンサーに比べて、マイクロインフルエンサーは、数自体が多いです。

そして、自分たちのイメージに合った人を探し出せる可能性が高まります。

仕事は、結局、人間対人間なので、相性があります。

トップインフルエンサーだと、人数自体が少ないため、代わりの人を探すのは大変ですが、マイクロインフルエンサーであれば、代わりは比較的容易に探し出せるでしょう。

マイクロインフルエンサーを起用する時の注意点

「マイクロインフルエンサー注意点」というテキスト付きのマイクロインフルエンサーのイラスト画像

メリットはかなりあることがわかりました。

しかし、注意しなければならないことがいくつかあります。

フォロワーの質

フォロワーがあまりコメントをしなかったり、人数の割に「いいね」が少ない時は、注意が必要です。

今は、ファンでないが、フォローの解除がめんどうくさくてしていないケースなどフォロワーがアクティブではないということがあります。

これでは、いくら宣伝をしてもらっていても、効果は薄いです。

更に、注意が必要なのは、プレゼント企画やアカウントの買取があるケースです。

これは、本当のファンは、その見せかけの数字以下になるので、予定よりも宣伝できません。

この罠にハマらないようにするために、フォロワーの「いいね」数やコメント数、シェア数などをちゃんとチェックしないといけません。

ステマを避けること

ステマとは、ステルスマーケティングの略で、広告を広告と知られないようにして宣伝する行為です。

例えば、プロテインの宣伝を依頼するとしましょう。

そして、依頼したマイクロインフルエンサーの人が、「これは案件です」と言わずに、宣伝しました。

「このプロテインは、とてもいい。みんな買ったほうがいいよ!」

フォロワーはこれを信じてしまうわけですが、これはズルしているようなものです。

そのマイクロインフルエンサーは、別に依頼したプロテインを使っている訳ではないのにも関わらず、「いい」と言わせることで、嘘をついて買わせているようなものだからです。

ステマにならないように、マイクロインフルエンサーの人には、PRや案件と明記させたり、本当にその商品を試供して、使ってもらって、意見を言ってもらえるようにしないといけません。

同時に複数のマイクロインフルエンサーを採用しない

同時に複数起用してしまうと、企業の宣伝感がより増しまったり、視聴者に「誰これ構わず依頼してるんだな」なんて思われてしまう可能性もあります。

また、同時起用はスケジュール管理などが複雑になるので、ミスが増える可能性があります。

企業イメージとミスの防止の観点から、なるべく同時期用は避けましょう。

マイクロインフルエンサーの探し方

「インフルエンサー」という英語の単語が含まれるインフルエンサーを表すグラフィックの画像

では、実際にマイクロインフルエンサーの探し方を具体的に考えていきましょう。

マイクロインフルエンサーを起用する目的は?

まずは、インフルエンサーを使って自分たちは何をしたいかを具体化します。

例えば、

・企業の認知度の向上

・商品の宣伝

などがあります。

どちらも似たようなことですが、商品の宣伝であれば、商品レビューのようなコンテンツが必要になってきますし、企業の認知度の向上であれば、商品以外のコラボコンテンツなども作成可能になります。

まずは、どの方針でいくかを決定してください。

ターゲットを絞る

正しいターゲットオーディエンスを狙う表現の画像

マーケティングの基本である「ペルソナ」を考えていきます。

ペルソナとは、自分の商品を使ってもらう架空の顧客のことを指します。

商品のターゲットをより細かく設定することによって、顧客のニーズが明確になったり、プロジェクト内で共通の認識が持てるので、よりスムーズに進めることができます。

ターゲットが絞られると、自ずと使うべきプラットフォームや起用するマイクロインフルエンサーがより明確になります。

マイクロインフルエンサーを実際に探していく

ターゲットが絞られたことにより、起用すべきマイクロインフルエンサー像がはっきりしてきたと思います。

例えば、

ターゲットが男性なら、男性に多くフォローされている人を起用する。

年齢層が10代ならTikTokで探す。

商品のレビューを行なって欲しいなら、動画媒体のプラットフォームにする。

ファッションなどのデザイン系なら、Instagramで探す。

など、具体的に絞ったペルソナから、徐々に候補を絞っていくようにして探していきます。

コンテンツ内容の相談

起用するマイクロインフルエンサーが決まったら、連絡し打ち合わせをしましょう。

この時、なぜ今回起用することになったのか、しっかり説明しましょう。

説明することで、マイクロインフルエンサー側が、よりこちらの意図を理解してくれて、認識がズレてコンテンツが出来上がることがなくなります。

また、この時、コンテンツの作成は、自由度を持たせるようにしましょう。

特定のプラットフォームでのコンテンツ作成は、基本的にマイクロインフルエンサーのほうが長けています。

信頼して任せるようにすると、そのマイクロインフルエンサーならではの方法で、フォロワーにより届くようなコンテンツを作ってもらいやすくなります。

関連:簡単に商品キャッチコピーを作る方法【実例あり】

マイクロインフルエンサー起用事例

コインと「いいね」を伴うドローイングで表現されたインフルエンサーのストリーミングの画像

グルメ、ファッション、ペットに勉強とあらゆるマーケットでマイクロインフルエンサーが起用されています。

本当にあらゆる分野で起用されているので、探せば自分の商品や企業に合った人が必ず見つかります。

Udemyの事例

さも / samo log. というフリーランスで採用担当の仕事をしている方を起用していました。

彼女は就職や面接についての動画を投稿しています。

Udemyはたくさんのスキルについてのオンラインコースがあるので、就活に困っている人に、より届けられるように、彼女のようなキャリア系のマイクロインフルエンサーを選ばれています。

また、動画では、彼女自身が1週間実際に勉強している姿が、映し出されているので、視聴者への信頼感が増しています。

HHOLOVEの事例

こちらは、ペット用品を作っている会社なので、Maruという猫ちゃんのチャンネルとコラボしています。

実際に使ってみた感想や猫の反応を見ることができます。

特に猫などの動物は、案件に関係なく素直な反応を見せてくれるので、視聴者に安心感を持たせることができます。

2023-2024年のマイクロインフルエンサートレンドと未来展望

グラフィック形式で表現されたマイクロインフルエンサーの成長と可能性の画像

2023年から2024年にかけてのマイクロインフルエンサーのトレンドは、デジタルマーケティングの世界に新たな動きをもたらしています。テクノロジーの進化と市場の変化に伴い、マイクロインフルエンサーの活用方法も変わりつつあります。このセクションでは、これらのトレンドと未来展望について掘り下げていきましょう。

2023-2024年のトレンド

現在、マイクロインフルエンサーは、よりパーソナライズされたコンテンツとエンゲージメントを重視しています。彼らは、特定のニッチ市場やコミュニティに焦点を当て、フォロワーとの深い関係を築いています。例えば、エコライフスタイル、ローカルフード、特定の趣味やスキルなど、特化した分野での影響力が増しています。

また、インフルエンサーは、ストーリーテリングやインタラクティブなコンテンツを通じて、フォロワーとのつながりを強化しています。これにより、ブランドメッセージがより効果的に伝わり、フォロワーの行動を促すことが可能になっています。

また読む:SEOトレンド:2023年の効果的な対策と2024年への戦略

未来展望

技術の進歩は、マイクロインフルエンサーの活動に大きな影響を与えるでしょう。AIやデータ分析の進化により、企業はより効率的にターゲットを特定し、適切なインフルエンサーを選定できるようになります。さらに、VRやARなどの新技術を活用することで、インフルエンサーとフォロワーの間のインタラクションがよりリアルで没入感のある体験を提供する可能性があります。

このような技術の進化は、マイクロインフルエンサーによるコンテンツの創造と配信方法に新たな可能性をもたらし、マーケティングの未来を形作っていくことでしょう。

関連:生成AIのガイドラインはこう決まる!政府のAI戦略について解説

まとめ

マイクロインフルエンサーとは:

・フォロワー数が1万から10万人

・ニッチな分野の起用に最適

マイクロインフルエンサーの探し方:

・綿密にターゲットを決める

・そのターゲットに合ったSNSプラットフォームで探していく

以上を頭に入れて、効率的にマイクロインフルエンサーを起用しましょう。

よくある質問

マイクロインフルエンサーとマクロインフルエンサーの違いは何ですか?

マイクロインフルエンサーとマクロインフルエンサーの主な違いは、フォロワー数と影響力の範囲にあります。マイクロインフルエンサーはフォロワー数が1万から10万人程度で、特定のニッチな分野やコミュニティに深い影響を与えることができます。彼らは特定の趣味や興味を持つ熱心なフォロワー層を持ち、そのために特定の商品やサービスに対して高い説得力を持っています。

一方で、マクロインフルエンサーはフォロワー数が10万人以上で、より広範なオーディエンスにアプローチすることができます。彼らは一般的な認知度が高く、ブランドの露出や認知度向上に効果的ですが、マイクロインフルエンサーほど特定の分野における深い影響力は持ちにくいです。マイクロインフルエンサーは、ターゲットとする市場やオーディエンスにより密接に関連しており、特定の分野での信頼性と影響力を活かすことができます。

マイクロインフルエンサーの起用にはどれくらいコストがかかりますか?

目安は、フォロワーかける2〜4円が相場になっています。

費用の内訳は、報酬、商品の費用、交通費や宿泊費(必要に応じて)が発生します。

無駄のない出費をするように、事前に打ち合わせはいるのか?などは確認しておきましょう。

マイクロインフルエンサーの起用における契約のポイントは何ですか?

マイクロインフルエンサーを起用する際の契約には、いくつかの重要なポイントがあります。まず、明確な期待値と目標を設定し、それを契約書に記載することが重要です。これには、投稿の頻度、コンテンツの種類、期間、そして期待される結果が含まれます。また、ブランドのガイドラインやメッセージングに関する詳細も契約に含めるべきです。

次に、報酬の構造と支払い条件を明確にします。固定料金、成果に基づく報酬、またはその組み合わせなど、様々な報酬モデルが考えられます。さらに、インフルエンサーによるコンテンツの所有権や使用権に関する条項も重要です。これには、ブランドがそのコンテンツを再利用する権利や、インフルエンサーがブランド以外の競合他社との契約を結ばないことなどが含まれます。

最後に、契約の終了条件や解除条項も明確にしておくことが重要です。これには、契約違反や期待される成果が得られなかった場合の対応策が含まれます。これらの要素を契約に盛り込むことで、両者間の誤解を防ぎ、スムーズな協力関係を築くことができます。

自分たちで良いインフルエンサーが見つけられる自信がありません。地道に探す以外の方法はないですか?

より自分たちに合ったマイクロインフルエンサーを探したいのであれば、やはり地道に自分たちで探す必要がありますが、キャスティング専門会社も存在します。

ただし、仲介料が発生するので、コストと相談しながらプロに依頼するのかを決めましょう。

エディター

Eri Pinar による – ウェブ開発、マーケティング、オンライン、SEO。副著者 – Miura & Shimura。

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