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ネイティブ広告とは?作成のコツや種類について解説します

私たちがインターネットを利用する際、さまざまな広告が画面に表示されますが、その表示方法や形式は数多くあります。
その中でも本記事で解説するのは、ネイティブ広告について。名前は聞いたことない方でも、インターネットを利用するときに必ずご覧になったことがあると思います。
本記事では、ネイティブ広告の特徴や作成のコツ、種類についても見ていきます。

ネイティブ広告とは?

ネイティブ広告とは、Webサイトや記事のページ内に溶け込むようにして表示される広告の一種です。
 
皆さんもご覧になったことがあると思いますが、多くの広告はWebサイトや記事と違ったデザインで表示されています。
そのため、ウェブサイトを見ていても、どこが広告でどこがWebページの情報なのかという区別は、多くの読者が付けやすいと思います。
しかしながら、広告とWebページが区別されていると、広告があるという強い認識を読者がして、場合によっては不快感を与えてしまいかねません。
 
そこで、Webページや記事と同じようなデザイン、レイアウトで広告を表示することで、読者の不快感を低減させアクセス数の増加を見込もうとしました。
それがネイティブ広告です。

広告主にとってネイティブ広告のメリットはこんなにある

先ほどの概要の部分で少し触れましたが、広告主がネイティブ広告を利用するメリットは数多くあります。メリットをいくつか見ていきましょう。

①しつこい誘導をする必要がない

皆さんは普段インターネットを利用しながら、露骨でしつこい宣伝をする広告に出会ったことはありませんか?
しつこい誘導は目立つというメリットがある反面、やはり「しつこい」という悪印象を読者に与えてしまい、それ以上興味を持ってもらえない可能性が大きいです。
 
そこでネイティブ広告を利用すれば、Webサイトに溶け込んで表示されるので、読者にしつこいという印象を与えにくいです。なおかつ、ある程度の目立ち具合も維持できます。

②潜在層への発信が可能

広告の内容と出稿するサイトのジャンルを一致させられれば、潜在的なターゲットへの発信を実現できます。
例えば、転職アプリの広告は転職サイトに表示させる、マッチングアプリの広告は恋愛系のサイトに表示させるという戦略を進めることで、サイトを閲覧するユーザーと広告を繋げやすくなるでしょう。
 

③拡散の恩恵を受けやすい

先述の通り、ネイティブ広告はWebに溶け込むようにして表示されます。
そのためWebサイトが拡散、宣伝されたら、そこに掲載されているネイティブ広告も拡散効果の恩恵を受けられるかもしれませんね。
思わぬアクセス数増加のきっかけがあるかもしれません。
 

④SEOとの相互的な効果を期待できる

ネイティブ広告とSEO対策は、良い効果をもたらし合います。
第一に、ネイティブ広告がSEO対策にもたらす効果には次のようなものがあります。
ネイティブ広告をユーザーの興味にあった内容で作ろうとする過程で、広告掲載記事の需要は高まりやすくなります。ここで、記事のアクセス数増加を期待できます。
また広告自体にユーザーの関心を向けられれば、サイトでの滞在時間や回遊率が高まるかもしれません。
 
一方のSEO対策も、ネイティブ広告に良い影響をもたらします。
SEO対策によってサイトや記事が検索結果の上位に表示されれば、その分広告の閲覧数も増加しやすいからです。
ネイティブ広告とSEO対策は、見るからに目的が異なる施策ですが、非常に重要な影響を互いに及ぼし合っているのです。

関連:Google広告 vs SEO 徹底解説【もう悩むことはありません】

ネイティブ広告のデメリット

Advertising or ADS Vector Illustration for Mobile Social Media, Campaign, Business Promotion, Brand and Digital Marketing in Flat Cartoon Style

一方で、ネイティブ広告は制作する段階から次のようなデメリットに注意する必要があります。
 

①広告作成に時間がかかる

誰が広告を作成するかによりますが、ネイティブ広告を作成するには多くの時間を要する可能性があります。
それは広告のデザインを出稿するサイトに合わせる必要があるからで、これらの素材集めに多くの時間がかかるでしょう。
 
サイト運営者が広告を作成するのであれば、負担はもう少し少ないでしょうが、運営者とは別の人が広告を作成する場合は、広告のデザインに明るい人が行うのがおすすめですね。
 

②効果が出るまで時間がかかるかも

先ほど、ネイティブ広告は潜在的なターゲットに発信する際に有効な手段であるとお伝えしましたが、これは広告効果が出るまで時間のかかる裏付けでもあります。
もちろん、すべてのターゲットが潜在的であるとは限りませんが、ターゲットの内訳がこのようになっている以上、効果が出るのを我慢強く待つ必要があるでしょう。
 

③不快感を与えるかも

Webサイトに溶け込んだデザインで表示することで、読者に不快感を与えないようにしたのがネイティブ広告ですが、それでも不快感を与える懸念は存在します。
いくら目立ちにくいとはいえ、同じ広告が同じサイトの同じところに表示されていては、気分を良くしない読者も現れます。
特に、その広告のターゲットと一致しないWebサイトに広告を表示させてしまうと、このような不快感はより一層強くなってしまうかもしれません。
 

【Q&A】あの広告と、ネイティブ広告はどのように違うのですか?

広告にはさまざまな種類がありますが、それぞれどんな違いがあるか知りたいという方もいらっしゃると思います。
そこでここからは、いくつかの広告形態とネイティブ広告の違いを見ていきます。
 

①バナー広告

まずは、バナー広告との違いです。
バナー広告とネイティブ広告の決定的な違いは、「一目で広告とわかるかどうか」です。
バナー広告は、Webサイトや記事とのデザインが区別化されているため、一目見て広告かどうかの区別ができます。
一方でネイティブ広告は、Webサイトとの間にある区別が少ないですね。
 

②ディスプレイ広告

ディスプレイ広告も、やはりWebサイトとのデザインが区別されています。
そして、画像や動画を表示させるのもディスプレイ広告の特徴です。
 

③ステマとは何が違うの?違法ではないの?

広告について少しでも知識がある方なら、これを疑わずにはいられないでしょう。
 
「ステルスマーケティングとネイティブ広告は何が違うのか?」
確かに両者は、広告を過度に目立たせないという目的は一致していますが、当然違いがあります。
ステルスマーケティングは、広告だと明記せずに宣伝をするマーケティングのことで、読者や消費者を騙していると言えますから、広告主が責められる事例です。
 
一方のネイティブ広告では、「PR」「プロモーション」「広告」などと明記されており、広告表示であることが読者に分かるようになっています。
 
広告であることを隠しているのがステルスマーケティング、広告であるのを明記しているのがネイティブ広告です。
長年法規制が不十分であったステマですが、2023年10月1日からは景品表示法違反となっています。

ネイティブ広告にはいくつか種類がある

「Webサイトに溶け込んでいる」というのがネイティブ広告の特徴ですが、そのようなネイティブ広告はいくつかの種類に分かれています。
特徴や表示方法ごとに、ネイティブ広告の種類を見ていきましょう。
そして、活用方法についても触れています。
 

①インフィード型

まずは、インフィード型について解説します。
これは、主にモバイル版のSNSやWebサイトで採用されやすい表示方法で、Web内のコンテンツとコンテンツの間に挟まれて表示されます。
例えばニュースサイトでしたら、記事と記事の間に記事の表示デザインと似た形で表示されています。
 
インフィード型は、まるでWebサイトのコンテンツの一つであるかのように表示されているため、多くのユーザーにみてもらいやすいメリットがあります。
しかしながらインフィード型の掲載方法があまりにもしつこいと、ユーザーの中から「しつこい」という不快感を生み出す結果にもなりかねません。
そのため、同一のユーザーに広告を集中して表示させないといった、ユーザーへの配慮も求められると思います。
 
現在、多くの人がスマホを通じてインターネットを利用しています。
ご存じの方が多いようにモバイル版のサイトの多くは、コンテンツのタイトルやアイキャッチ画像が表示されるバーが画面いっぱいに広がっています。
そのためインフィード型は、モバイル版のサイトの方がより多くの認知度獲得を期待できるのです。
これから力を入れるべき、広告デザインと言えるでしょう。
 

②ペイドサーチ型

ペイドサーチ型広告は、別名でリスティング広告とも呼ばれています。
両者ともに意味は同じで、「Paid Search(ペイドサーチ)」「Listing(リスティング)」は、検索結果画面に広告を表示する広告手法を指しています。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索をしますと、検索結果には様々なページが表示されます。
これらのページの大半は、検索エンジンのアルゴリズムに沿って作成されたWebサイトが表示されます。
一方で検索結果の最上部には、「広告」と記載された有料記事(広告記事)が表示されています。これが、ペイドサーチ型広告です。
 
ペイドサーチ型の1番の強みは、商品やサービスのターゲットとそれに近い層に発信できることです。
例えば「東京 ホテル」と検索しますと、東京都内のホテルの予約サイトが広告として表示されます。
このようにしてペイドサーチ型広告は、検索したユーザーの需要や目的と広告を一線で繋げているのです。

関連:PPC広告とは何か?最大限に活かす方法を教えます 

③レコメンドウィジェット型

おすすめを意味する「recommend(レコメンド)」という英単語が付いているように、これはユーザーの興味に応じてサイト内に表示される広告です。
皆さんは、自分が以前検索した商品に関連性がある広告が表示された、という経験はありませんか?
関連性がある広告が表示される理由は、Googleなどの検索エンジンがユーザーそれぞれの検索履歴やサイト利用を分析して、ユーザーが興味を持っていそうな広告をサイト内に表示しているからです。
 
レコメンドウィジェット型の広告は、広告のターゲットを大変正確に捉えることができます。
そして広告表示のからくりからして、ユーザーはその広告に興味を持っている可能性が高いので、広告に対して拒否感や不快感を持たれる可能性も少ないでしょう。
一方でレコメンドウィジェット広告には、数多くのユーザー分析を必要とするため、掲載までに多くの時間がかかる可能性や、費用が高額になる傾向もあります。
 

④プロモートリスティング型

Amazonや楽天などの通販サイトを利用していると、人気がある商品と並んで、自分の過去の閲覧履歴に基づいた商品が表示されていることがあります。
ユーザーの興味を分析しているという点で、レコメンドウィジェット広告と類似していますが、表示箇所が異なります。
レコメンドウィジェット型は、サイト内に表示されるのに対して、プロモートリスティング型は検索結果に表示されます。
 
プロモートリスティング広告も、ユーザーに興味に沿った広告を出せる強みがありますが、やはりユーザーの分析には多大な労力や費用がかかりやすいです。
 

⑤インアド型

インアド広告は、Webサイト内のサイドバー部分に表示される広告です。
Webサイトに溶け込むように表示されるネイティブ広告ですが、とは言っても形式的にはコンテンツを一時的に「さえぎる形」で表示されています。
その点インアド広告には、コンテンツの流れを遮らないサイドバーに表示される特徴があります。
 
またサイドバーに表示されることで、文章の範囲に留まることなく動画や写真を利用した広告も表示可能で、掲載方法の自由度が高いですね。
 

⑥カスタム型

カスタム型広告は、その名の通り広告主の設計に応じて表示させることができます。
しかしながら、カスタム型広告をネイティブ広告の一種として考える場合、「Webサイトに溶け込んでいる」ことを念頭に広告設計をする必要があります。
例えば、X(旧Twitter)に表示されるポスト型広告や、Instagramに表示されるストーリー型広告は、まさしくカスタム型のネイティブ広告と言えるでしょう。
 
特定のサービスでしか表示できない欠点こそありますが、そのサービスに広告を溶け込ませることで、ユーザーの拒否感低下とアクセス数向上を期待できると思います。
 

ネイティブ広告作成時におさえたいポイント

実際にネイティブ広告を作成する際、広告を効果的に利用するために知っておきたいポイントを解説します。
 

①ターゲットを明確にする

まずはターゲットを明確にすることです。
ターゲットを明確にすることで、ターゲット以外のユーザーに広告を発信する無駄な宣伝を避けられるだけでなく、自分に関係がない広告が表示されて不快感を覚えるユーザーを減らすことも可能です。
不快感を覚えるユーザーを減らせれば、自社のサービスに対して不満や悪印象を抱える人数も自ずと減少するでしょう。
 

②広告と関連性があるコンテンツに表示させる

広告と関連性があるコンテンツに表示させることが重要です。
コンテンツと広告の間に関連性があれば、そのコンテンツに興味があるユーザーの視線が広告にも向かいやすいですね。
また、コンテンツに関連の無い広告が表示される矛盾や不快感を取り除くことが可能です。
 

③独創性を重視する

独創性があるデザインや内容を追求することで、より多くの人の注目を集めやすいと思います。
ネイティブ広告は、デザインをWebサイトに溶け込ませる必要があるので、クリエイティブを追求することが難しいと思います。
その中でも、広告のタイトルや写真を利用して、ユーザーに強い印象を与える努力が求められるのではないかと思います。
 

④不快感を与えない

ネイティブ広告なので尚更気をつけるべきですが、ユーザーに対して不快感が少ない広告を設計する必要があります。
Webサイトに溶け込んでいるとはいえ、広告の表示頻度を見直したり、同じユーザーのデバイスに頻繁に同じ広告が表示されないよう調整する必要があります。
 
また広告の表示によって、そのサイトの表示速度が低下するような事態も避けなければいけませんね。
 

⑤出稿するサイトのSEOを見てみよう

先ほどSEOとの関連性を解説しましたが、可能であれば広告出稿先のサイトのSEO対策について見ておくのがおすすめです。
 
とはいえ自分が運営していないサイトであると、確認が難しいと思います。
しかし正しい対策をしているかどうかで、自分の広告のアクセス数も左右されますから、目を通すべきポイントだと言えます。

また読む:もう失敗しない!SEO対策会社に見積もりを出す前に知っておくべきこと
 

まとめ

本記事では、ネイティブ広告の特徴や作成のコツ、種類について解説しました。
ネイティブ広告は、目立たないのにユーザーの目に留まりやすいのが強みです。
広告表示の不快感を与えないのに、ターゲットに訴えることを意識しながら、広告を設計していきましょう。

よくある質問

ネイティブ広告のトレンドは2023年にどのように変化していますか?

2023年のネイティブ広告のトレンドは、「AI技術の活用」と「動画コンテンツの増加」にあります。AIを用いてユーザーの行動や好みを分析し、よりパーソナライズされた広告を提供することが一般的になっています。また、動画コンテンツはユーザーの関心を引きやすく、情報伝達効率も高いため、多くの広告主が動画形式のネイティブ広告に注目しています。

ネイティブ広告の効果測定はどのように行うべきですか?

ネイティブ広告の効果測定には、クリック数や閲覧時間、コンバージョン率などの指標を用います。また、AI技術を活用してユーザーの行動パターンを分析し、広告のパーソナライズを図ることも有効です。さらに、A/Bテストを行い、異なる広告バージョンの効果を比較することで、より効果的な広告戦略を練ることができます。

ネイティブ広告と伝統的な広告の間での予算配分はどのように考えるべきですか?

予算配分は、ターゲットオーディエンスと広告の目的に基づいて決定することが重要です。ネイティブ広告は、特にデジタルサヴィーな層や特定の興味・関心を持つユーザーに効果的です。一方、伝統的な広告は広範囲のオーディエンスにリーチするのに適しています。両者のバランスを考慮し、目的に応じて柔軟に予算を割り当てることが望ましいです。

エディター

Eri Pinar による – ウェブ開発、マーケティング、オンライン、SEO。副著者 – Miura & Shimura。

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